双極性障害の診断は難しいので注意して行動を見返すことが大切
双極性障害は 「躁」と「鬱」の症状を繰り返す

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病気の原因

双極性障害としっかり診断するためにはその原因を知ることですが、現在確定的な原因は判明していません。しかし、数々の研究により、遺伝子が原因であることなど、様々なことが分かってきています。

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疾患を疑うこと

明確な原因が分かっていない双極性障害なので、医師は患者から聞く話で双極性障害かどうかを診断します。そのため、患者、あるいは周りの人間がこの病気の可能性を疑うことが大切です。

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躁状態について

双極性障害かどうかを適確に診断してもらうためには、躁状態があったかどうかを見極めることが大切です。やたら活動的になる、無茶な行動を繰り返す、金銭感覚がおかしくなるなどの特徴があります。

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疾患の特徴

双極性障害は2種類に分けられる

双極性障害、あるいは躁鬱病とは、過度な高揚感がずっと続く「躁状態」と気分の異常な落ち込みがずっと続く「鬱状態」を交互に繰り返してしまう精神疾患のことで、鬱病などと同じく気分障害に分類されています。躁状態の期間は、ほとんど睡眠と取らずとも長時間活動することができますが、集中力には欠き、普段のその人ではありえないような行動も平気で起こしてしまいます。周りからそれは「迷惑」だと受け取られますが、本人の気分としてはただ調子がいいだけであり、自覚症状はありません。鬱状態の期間は、とにかく気分が落ち込んで理由が何か分からないけど鬱陶しい気分が続いたり、普段であれば楽しいことや興味引かれることにも楽しみや嬉しさを見いだせなくなったりします。躁鬱病とも呼ばれるとおり、鬱状態のときの症状は鬱病と酷似していて、その区別はかなりつきにくくなっていますが、両者は対処も治療法も異なる別の疾患です。多くの場合、患者が「これは病気かもしれない」と思って医師の診察を受けようと思うのは鬱状態のときです。というのも、躁状態だと自分は調子がいいように感じているだけですので、鬱状態になっていざ病気かもしれないと疑っても、あれが躁状態だったとは気付かないのです。結果、鬱病だと思って診察を受け、医師も鬱病のつもりで治療を進めてしまう、といったケースが考えられます。鬱病かもしれないと思ったら、それより以前、数年前まで記憶をさかのぼり、躁状態があったかどうかを考えるようにしましょう。また、自分ではよく分からなくても、「どういったことがあった」と報告すれば医師が判断してくれますので、頭に浮かんだことはすべて話すことが双極性障害の診断のためには重要です。

家族の絆が必要不可欠

双極性障害には「双極1型障害」と「双極2型障害」に分けられます。 1型障害(躁状態)とは単に元気すぎたり、やる気があるというものでなく病的に気分が高揚している状態が続くことです。気分がよすぎる、テンションが高い、怒りっぽい、不機嫌になるなど周囲の人からいつもと違うといわれる。自分は偉いと感じる。多弁になる。注意力散漫である。じっとしていられない。いろんな考えが頭の中に浮かぶ。このような症状が4つ以上あるときに1型障害と診断されます。 2型障害(軽躁状態)とは躁と同じような症状が4日以上続く場合で他人から見て明らかに度が過ぎているが仕事や人間関係に支障をきたすほどではないときに2型障害と診断されます。 2010年理化学研究所で双極性障害の症状を抑える物質が発見されました。このことで今後治療薬の開発に期待が持てることでしょう。

双極性障害は症状を繰り返す間に生活にさまざまな障害が生じてきます。病気を治療するだけでなく生活環境を整える必要があります。それには周囲の協力や家族の絆が必要となってきます。 問題が起きても感情的にならず温かく見守りましょう。患者さんへの接し方や禁止事項をしっかり把握しておくことも大切です。 鬱の方への接し方としてはまず十分な休息をとることが重要です。今まで楽しいと思っていたことも楽しくないと感じています。無理に励ましたりせずにそっと見守りましょう。 躁の患者さんへの接し方は活動が多くなるため家族も付き合うのに疲れてしまいます。中には暴力を振るったりする患者さんもいます。家族の方が我慢することが早期の診断治療につながりません。早めに受診し双極性障害としっかり診断してもらい治療することが患者さんのためにも家族のためにもなるのです。

軽躁状態

双極性障害の診断の際にやっかいなのは、躁状態よりも、これより症状の軽い軽躁状態です。軽躁状態だと症状が弱いので周りも病気だと疑いづらいので、鬱病だと思ったら念入りに思い返す必要があります。

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治療法

医師の診断後、双極性障害なら治療は投薬がメインとなります。また、患者自身が病気について理解するため、心理療法も同時に行われ、総合的な治療により早期完治を目指します。

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治療に際しての留意点

双極性障害の治療において重要なのは、治療を長期間に渡って続けるということです。医師がきちんと「治った」と診断するまでは油断できませんので、きちんと服用を続けるようにしましょう。

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