躁状態について | 双極性障害の診断は難しいので注意して行動を見返すことが大切
双極性障害は 「躁」と「鬱」の症状を繰り返す

躁状態について

双極性障害の特徴的な点は、鬱状態の他に躁状態があるところです。そのため、その患者が双極性障害かどうかを診断するためには、躁状態があったかどうかを探る必要があります。躁状態は、本人にはそれが病気の症状だとは気づきにくく、また周りに指摘されても「いや違う」と反論してしまいがちですが、その症状自体はとても特徴的なもので、具体的なエピソードが分かれば診断は可能です。まず、大した休息もなしに長時間働き続けることができる点が挙げられます。睡眠を取らずに何日も活動できることもあり、また、異常に活動的すぎるのでよくあちこちに出かけたり、周りの人に喋り散らかしたりします。金銭感覚が緩んでしまうのも特徴的で、頻繁に買い物するようになったり、その買い物の際に値段を気にせず青田買いしてしまったりといった行動を取るようになります。冷静に思い返してみて、このようなことをしていると感じたら、双極性障害を疑っていいでしょう。医師も双極性障害だと診断するはずです。また、仕事や勉強にかなり熱心に取り組むようになるのも特徴です。しかし、気持ちばかりは前向きですがそれはたいてい空回りしてしまい、無茶な提案や行動ばかり繰り返して職場に迷惑をかけてしまうケースが多くあります。また集中力が欠如するためひとつのことに長く取り組むことができず、極端な飽き性みたいな状態になります。こういった場合も、双極性障害だと診断することができます。さらには、どうしても本人には気付きにくい、あるいはこういった行動に気付いても病気だとは認められないというのも躁状態によくある症状ですので、周りがよく観察してあげることも大切です。家族でなくても、場合によっては病院に連れ添い、医師にきちんと報告するといいでしょう。そうすることで、双極性障害という診断を早期に行うことができます。